登場カードを変更・追記したデュエルは2つ。栄一vs護と栄一vs新司のデュエルです。
まずは栄一vs護から。栄一・護互いに第3ターンに修正が入っています。
ちなみに栄一の第3ターンが始まる直前の状況はこんな感じです↓
栄一 LP3500
手札:2枚
場:バーニング・バスター(攻撃表示)
護 LP1100
手札:2枚
場:インフィニティ・ナイト(攻撃表示)
ここからスタートです。まずは修正前の栄一の第3ターンをば。
戦士の生還を発動。スパークマンを手札に。
↓
融合発動。フィールドのバーニング・バスターと、手札のクラッチマン、スパークマンを融合
↓
ウルティメイト・バーニング・バスター融合召喚。
で、クラッチマンの効果で攻撃力4500になったウルティメイト・バーニング・バスターで攻撃したものの、護のリリカル・セイジに阻まれ、護のライフを100残してしまった栄一は、次の護のターンでナイト・ネクサスを呼ばれ逆転負けを喫した・・・というのが史実なのですが、実は修正前のままだと、ちょっとプレイングを弄れば栄一は勝ててしまうんです。
NEXUSを舐めまわす様に何度も読まれていらっしゃるか、ちょっと勘の良い方なら気付かれるかと思いますが、栄一はこの後の10話(歓迎ペアデュエル大会)でバーニング・バスターと戦士族1体を融合素材とする融合モンスター、パワード・バーニング・バスターを披露しています(攻撃力3200)。
つまり修正前のままだと、
戦士の生還でスパークマン手札に。
↓
融合でフィールドのバーニング・バスターと手札のクラッチマン融合。
↓
パワード・バーニング・バスターを融合召喚(クラッチマンの効果で攻撃力3700に)。
↓
スパークマンを通常召喚。
こうする事で、リリカル・セイジの有無に関わらず栄一は護に勝ててしまうのです(インフィニティ・ナイトは攻撃力3500)。
元々バーニング・バスターシリーズはNEXUSの構想前から完成していたオリジナルカードなのですが、このミスに気付いたのは10話が原作HPさんに公開された後でした。
作中の設定上「天下のガーディアンズ・マスターがプレイングミスに助けられた」では格好がつきませんので、作品自体の大幅修正に便乗してデュエルを修正。
↓が現在掲載されている栄一の第3ターンです。
クラッチマン通常召喚。
↓
ミラクル・フュージョンでフィールドのバーニング・バスター、クラッチマンと墓地のフェザーマンを融合、ウルティメイト・バーニング・バスターを召喚。
↓
ミラクル・フュージョンの登場によって余った最後の1枚の手札は、レスポンシィビリティにする事で護の第3ターンに繋げる。
幸い、ミラクル・ヒーローの効果によってナイト・ネクサスは破壊から守る事ができるので辻褄は合う。
という風になったわけですね。
何この「今日のMVCはミラクル・ヒーロー」状態。
さて次に、栄一vs新司戦の修正です。
修正が入ったのは、バーニング・バスターの特殊召喚シーン。
現在掲載されているVerでは、コード・チェンジでバーニング・バスターのテキストに書かれている「自分フィールド上に存在する戦士族モンスターが戦闘またはカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時」の部分の種族を鳥獣族に変更する事で、ホークマン(鳥獣族)の戦闘破壊に誘発してバーニング・バスターを特殊召喚していますね。
修正前ではここ、ホークマンが戦闘破壊された時に、そのままバーニング・バスターを特殊召喚していました。
上の修正後を見たら分かりますが、バーニング・バスターが特殊召喚できるのは
戦士族が破壊された時、だけどホークマンは
鳥獣族。にも関わらず、ホークマンの戦闘破壊に誘発してそのままバーニング・バスターを特殊召喚してしまっていたのです。
気付いたきっかけは、とある方の感想の中での指摘です。
この方の感想を見るまで、バーニング・バスターもホークマンも自らが作ったオリジナルカードのくせにミスに全く気付いていませんでした。
ていうかホークマンが鳥獣族である事が
地味すぎる為か、その方が指摘されるまで他の読者様も気付いていなかったっぽいです(E・HEROは大半が戦士族である為、その先入観があった事が原因か?)。
「ルールミスは不味いだろ」というわけで、急遽コード・チェンジを登場させる事で対応しました。
栄一1ターン目のネクロイド・シャーマン融合召喚時にエレメンタル・ターボを使う事で(修正前には融合召喚時にエレメンタル・ターボは使われていなかった)手札を1枚増やし、その増えたスペースにコード・チェンジを当てはめました。エレメンタル・ターボ万歳。
こんな感じです。デュエルは執筆中も完成後も何度も見直して、ルールミスが無いかとかプレイング次第で勝ち負けが逆転しないかとかは確認しているつもりなのですが・・・。
どう考えても僕の不手際ですどうもありがとうございました。
というわけで今日はここまで。長ったらしい文を最後まで見て下さって、本当にありがとうございました。

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