3話か4話構成の半ばから終盤ぐらいの予定。多分。その筈。もしかしたら違うかもしんない(ぇ
「俺のターン、ドロー!」
だが、栄一の引きの良さを忘れてはいけない。
栄一がドローしたカードは、すぐさま彼のディスクに叩きつけられる。
「墓地の『ネクロダークマン』の効果で、『エッジマン』をリリースなしで召喚する!」
E・HERO エッジマン ☆7
地 戦士族 効果 ATK2600 DEF1800
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
「そして『速攻のかかし』に攻撃! これが通ればお前のライフは0だ!」
栄一の目の前に現れた黄金のヒーロー『エッジマン』が、その両腕に備わった刃を広げ、『速攻のかかし』へと飛び掛る。
―――斬!
『速攻のかかし』の体が、簡単に3つに分断される。防御の術が存在しないのだから当然だ。
そして、その斬撃によって引き起こされた衝撃が、新司を襲う。
「くぅ・・・。だが、戦闘ダメージは受けてたまるか! 罠カード、『ガード・ブロック』を発動。俺の受ける戦闘ダメージは0になり、さらにカードを1枚ドロー!」
ガード・ブロック 通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、自分のデッキからカードを1枚ドローする。
ギリギリのタイミングで新司の周りにバリアが張られ、衝撃を緩和する。そして新たなカードを生む。栄一の地団太も生む。
「ターンエンド! くっそぉ、後1歩だったのにぃ~」
「残念だったな栄一! ついでに俺はここで、セットしていた『針虫の巣窟』を発動しておく! デッキの上からカードを5枚、墓地に送るぜ!」
針虫の巣窟 通常罠
自分のデッキの上からカードを5枚墓地に送る。
墓地に送られたカード:『暗黒ドリケラトプス』『究極恐獣』『暗黒ステゴ』『俊足のギラザウルス』『ダークティラノ』
「・・・積み込み?」
「違ーよ! 偶然だから!」
あまりにも出来すぎな(偏った?)、墓地に送られるカードの顔ぶれに、栄一も当の新司も思わず目を疑ってしまうのであった。

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